世界各国の民具や建物、衣装や食べ物を楽しめるドB級テーマパーク。
オセアニアのカヌー用の櫂(かい)
最初見たときは、「なぜ木の葉のフォルムにしたのだろう?身近なモチーフだったからかな??」
と思ったが、実は深いファンクションが詰まっていたのであった。
この櫂はカヤックで使う「パドル」と違い、持ち手の片端にしか羽根がついていない。
両手を使い、船の片側の水面を交互に漕いでいく。
つまり、羽根の先端までがっつり面積があると重たくなり、搭乗者のバランスも崩しやすくなるし、疲労もたまりやすいのだ。
次はイヌイットのカヤック
ポリエチレンが無い時代に、彼等は獣皮を用いていた。
しっかりと張られ、縫製された生地の精巧なことよ。きっと、縫い目には防水に鯨油が擦り込まれていたのだろう。
中の骨には竹が使われいた。
手に入りやすく、軽く良くしなり、加工が容易な素材。
大きな波が来た際は、程よく衝撃を吸収する。
自然の力には自然の力で対処する。知恵は素材があって初めて生まれる。
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