2011年10月28日金曜日

赤岳(標高2899m→2900m)

赤岳に単独で登って参りました。

赤岳とは、八ヶ岳の最高峰(標高2899m)です。
朝寝坊をしても30分で登山口に着けるという贅沢。

息を切らしながらも、ヘッドフォンから長渕剛が応援してくれています。
3時間半でようやく登頂。山頂には中年夫婦が2組。

素晴らしい景色に感動していると、親切なご主人が写真を撮ってくれました。



景色は澄み渡り、山頂にいた全員が胸を熱くしていました。






















僕だけを除いては。

写真を撮ってくれたお礼をし、お互いの安全を祈願すると、
中年夫婦は山頂を後にしました。

これでようやく一人きり。
もちろん僕にも登頂の達成感や感動はありました。
しかし、ここまできたら『どうしてもやりたい事』があったのです。






































どや!

2899m??
中途半端なんだよ赤岳さんよ!!
切り良くいこうぜ!!

すごく寒かったです。10回以上撮り直しました。
その途中で若いカップルが登ってきました。


「もうすぐ山頂だね〜!」
「まだ振り返っちゃダメだよ!景色は登りきってからのお楽しみ!」





まだこちらに気づいていません。焦ります。
僕も寒い身です。さっさと撮影を終わらせたいところです。

しかし、彼等に気づかれるのは必然でした。

彼等は上裸の変態を見ると、無言で引き返していきました。

今の季節の八ヶ岳は非常に登りやすいです。
紅葉はあまり楽しめませんが、それでも山頂からは富士山や北アルプスを一望できます。最高です。

2011年10月27日木曜日

愛知県リトルワールド

愛知県にあるリトルワールドに行ってきた。
世界各国の民具や建物、衣装や食べ物を楽しめるドB級テーマパーク。

オセアニアのカヌー用の櫂(かい)

最初見たときは、「なぜ木の葉のフォルムにしたのだろう?身近なモチーフだったからかな??」
と思ったが、実は深いファンクションが詰まっていたのであった。

この櫂はカヤックで使う「パドル」と違い、持ち手の片端にしか羽根がついていない。
両手を使い、船の片側の水面を交互に漕いでいく。
つまり、羽根の先端までがっつり面積があると重たくなり、搭乗者のバランスも崩しやすくなるし、疲労もたまりやすいのだ。

次はイヌイットのカヤック


ポリエチレンが無い時代に、彼等は獣皮を用いていた。

しっかりと張られ、縫製された生地の精巧なことよ。きっと、縫い目には防水に鯨油が擦り込まれていたのだろう。


中の骨には竹が使われいた。
手に入りやすく、軽く良くしなり、加工が容易な素材。
大きな波が来た際は、程よく衝撃を吸収する。
自然の力には自然の力で対処する。知恵は素材があって初めて生まれる。



2011年10月11日火曜日

訳あってツェルト泊


10/6、7 中国、四国のスタッフと涸沢(からさわ)に行って参りました。



残念ながら今年の涸沢は、紅葉する前に葉が落ちてしまったとのこと。


楽しみの一つであった紅葉は微妙でしたが、私にはもう一つの楽しみが残っております。


それは、、、
 そう、
ちょっと設営が面倒だけど、 
男のロマン・・・!
ツェルト泊!!!(初)


軽いし嵩張らないし、ウルトラライトに持って来いですわ。
ストック使えばポールも要らんし、合理的すぎる!!気持ちいい!!

美味しいご飯とお酒をいただき、寝床についたのでした。

薄手の寝袋で挑む夜は、貼るホッカイロ20枚とダウン上下を着込んで応戦。
寒くて起きることは無かったのですが、、、ふぁさふぁさツェルトに舞い降る音がします













!?


まさかの雪!結局、涸沢どまりのちょっと勿体無い登山でした!
結露はシュラフカバーで防ぎきれましたが、通気口から雪が少し入ってきました。
ツェルトは前室が無いため雨や雪ならブーツは中に入れます。
泥汚れとかは、サバイバル生活で培った概念で余裕で克服。
床からの雨の侵入は一切無し。

3シーズンがっつり使っていこうと思いました。

阿蘇山のカルデラ


阿蘇山はカルデラ(窪地)火山。
緩やかな坂道を上っていき、車で簡単に山頂近くまで上ることができる。
窪地の中は、広大な草原と巨大な水たまりが2つ。観光客がちいちゃく点々と、ジオラマのような風景だった。

テントの中で雪が降る


厳冬期 テントの中で 雪が降る

訳:結露した水滴がテント内壁で霜になって、風が吹くたびにファサッって顔に落ちてきて冷たい。

行動食入れ


行動食入れは平べったくなる方がいい。
ジャケットのポケットに入るし、潰しやすいから。
たまに山で、広口ボトルを行動食入れにしている人を見るけど、
たったの一口しか残ってなくても潰せないし、

「ありゃ川に流されたときの浮力にしかならないな」と思ってしまいます。

広口キャップで、潰せたり包んだりできる容器があればいいのにと思う。もうあるんかな。

当分はからだ巡り茶ボトルで行ってみようと思います。