2011年8月29日月曜日

100時間サバイバル生活考察 寝床編

学生時代に挑んだ100時間サバイバル生活について振り返る。
場所は奥多摩駅から歩いて10分程歩いたところにある氷川キャンプ場。

寝床第一号
写真はだいぶ明るく見えるが、到着時刻は18時を回っていた。小雨が降りしきっていた。
到着早々3分で設営した寝床第一号。
見ての通りサイドが空いており、夜風が吹き入る。(案外小雨は中まで入ってこなかった)翌日はサイドを塞ぐことを誓った。
夜中、林間学校の中学生に石を投げつけられたのも今では良いおもひで。


寝床第2号
初日の反省をふまえてサイドを覆う。
しかし、入り口はフルオープンなため意味が無かったとも言える。



形はテントに近づいたが、周囲からの奇異の会話はよく聞こえていた。 それもそのはずブルーシートは景観を汚しすぎていた。ごめんなさい。
次の夜は、入り口を風上に向け、寝床の風上に焚き火を起こし暖風を呼び込もうと試みた。まさに自然のエアコン(?)
しかし、放置された焚き火はすぐに消えてしまい、煙だけが舞い込み、朝には自分が薫製になってしまっていた。

寝床第3号
電車賃もキャンプ場使用料に消え、歩いて帰る40キロの道のり。
疲労と空腹で1日では帰れず、くしくも八王子の住宅街のど真ん中の公園で野宿をした。
金属製の土管。この日の夜は寝るに寝付けなかった。床が氷のように冷たかったのだ。
持っていた衣類、レインコートを着用して寝袋に潜り込んだが、床からの冷気は遮ることはできなかった。いつ通報されてもおかしくない恐怖で寝付けなかったというのもある。というかそれが原因だ。

100時間サバイバル生活考察 衣類編

学生時代に挑んだ『100時間サバイバル生活』を振り返る。
季節は5月の初め。当時の装備がこちら。
アウトドアと言えばネルシャツ。
サバイバルと言えば軍パン。
寝袋は巻いて取り付ける。とそれっぽい。

これが知識ゼロの私が選んだ装備だった。

素材で見てみると、
衣類は『綿』
寝袋の中綿は『ポリエステル』

登山用品メーカーを覗くとわかるのだが、綿衣類は登山では御法度だ。
雨や汗で濡れてから乾くまでに時間がかかるからだ。
濡れた衣類を纏った人の身体は体温を奪われ、低体温症を引き起こし、最悪の場合死に至る。
ポリエステルの衣類は吸水速乾性が高く、身体をドライの状態を保つことができる。だから、スポーツウェアでは綿でなくポリエステルを用いることが多い。(ストレッチ性も高い)

当時のサバイバル生活では天候も良かったのが幸運で、もしも雨にうたれていたら風邪をひくどころでは済まなかっただろう。

2011年8月28日日曜日

ブログ開設

ついにブログ開設です。
自然に囲まれた長野の地で、アウトドアを切り口にデザインを考えていきます。
写真は北アルプス燕岳です。