2011年12月9日金曜日

12/7鳳凰三山

南アルプスデビューしてきました!
挑戦したのは鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳の総称)
前日の天気予報では曇りとでていましたが、すばらしく快晴でした!

朝7時登山口のある青木鉱泉を目指します。

さあここからスタートです!太陽はまだ山に隠れています。

手始めに、、、














身を清めます。

鳳凰三山縦走にはいくつかコースがありますが、今回選んだのはドンドコ沢コース。
滝の名所が数多く待ち受けます。

だんだんとスケールが大きくなります(鳳凰の滝)

そして一番の・・・



五色滝に

登ってみました。

一メートル横に落石降ってきてさすがにビビって中断しました。
目的を忘れていましたね、登山です!

しぶきを受けた岩には氷のコーティングが。





生まれて初めて見る現象の数々。
自然は予想を見事に裏切ってくれます


この道草で1時間のタイムロス。早くも恐怖の日没下山が確定です。

さあ、鳳凰三山最初のピーク(地蔵岳)が見えてきました!
ちょこんと見えてるオベリスクを目指します。

右の林から抜け出し、風が吹きつける稜線を目指します。アイゼン装着!

これがまた急坂
酸素の薄さを感じます。鼓動の大きさ感じます。

いっぱいいる!写真の右前方にそびえ立つオベリスクまで50m!

オベリスクのてっぺんへの取り次ぎは、頂上から垂れ下がるロープのみ。
念のため念のためで用意されている5本のロープも、経年劣化で繊維が傷んでいます。
垂直高さ4メートルの巨岩に、ロープをたぐって登って行きます。途中で休む余裕はありません。手放せば死、ロープが切れれば死。そんな緊張感の中で、怯む自分はいませんでした。
何故だか上へ上へと突き上げる衝動があったのです。

そして今回は柄にも無くカッコ付けさせて頂きました。














これ、オベリスクのてっぺん(2764m)です。手前が観音岳。
もうオベリスクには登りません。
宝剣岳の頂上をマンホールの大きさと例えましたが、
オベリスクの頂上は、、、ダメだ例えられない。
風により浸食され予測不可能な凹凸で成り立つ一畳の空間。
周りは全方向垂直岸壁。
座ってるはずなのに身体の揺れが止まりません。風が原因か、酸欠が原因なのかはわかりませんが、ここにいたら落ちると思いすぐに降りました。



オベリスクのおかげで体力と精神力を大量消費してしまいました。
以下だんだん心が弱って行きます。笑

鳳凰三山最高峰の観音岳(2840m)で「やりきれない鳳凰のポーズ」

薬師岳(2780m)「ポーズとかどうでもいいから帰りたいポーズ」


ハントした頃には日が傾き始めていました。16時半。
コースタイム4時間半の中道登山道を2時間半で走破して帰りました。
日没からは恐怖です。道しるべをたよりに道からはみ出したら遭難です。救助に莫大なお金や、命を失います。くれぐれも登山計画は慎重に。日帰りでもヘッドランプは忘れずに。

今回もスノーシューサックLが活躍。ありがと。

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