前回の経ヶ岳から始まった、北から攻めます中央アルプスシリーズ。
初冬のリサーチです。無い金はたいて購入したピッケルとアイゼンを使っていきます!
今回も単独行、曇りのスタートです。
ロープウェイのおかげで登頂も容易なため、観光客も多く搭乗していました。
しかし、千畳敷はすでに積雪10cm。観光客の皆さんは千畳敷で足止めです。
早速アイゼン(12本爪)を装着して登り始めます。
まずはい、
先客のおじさんがいたのでここでは露出を自重しました。
眺望良しでしたが、曇りだったため写真はあまり撮りませんでした、、。
急いで次の宝剣岳を目指します。
雪ではありません。
岸壁にこびり付いた氷が折れて道に落ちて積もっているのです。
岸壁にこびり付いた氷が折れて道に落ちて積もっているのです。
ガラスの破片の上を歩いているよう。高く澄んだ音がします。
宝剣岳へのルートは日本一滑落事故が多いとも言われています。
幾多の危険な鎖場を登り、、、
ピークハントジャンピングッ!!
足場はマンホールくらいしかありません。断崖絶壁の頂点は360°の大パノラマです。
そんな中で吸う一服は最高です。雲になった気分です。最高です。写真じゃ伝わらない感動が山にはありました。
さて、登ったからには下りもあります。ここからの鎖場の連続こそが恐怖でした。写真を撮る余裕はありません。
岩の隙間にびっしり詰まった植物
岩の隙間は吹雪の影響も受けづらいため雨水が凍らず染みわたる(のかな?)
植物の力強さ感じました。指で押すとゴムのように弾力があります。
さて、
今まで山に行く度に心の隅で引っかかる恐怖がありました。それは
熊。
宝剣岳を抜け、極楽平を抜けると、見晴らしの良い稜線ルートです。
ただそこら中にあるんです。熊の足跡が。雪の上に力強く残っています。
後ろからつけられていたらと思うとゾッとします。何度も何度も振り返りました。
ようやく今日の目的地である檜尾避難小屋がみえてきました(16時半頃)。ちっこくてかわいい!!
檜尾避難小屋
まさかの避難小屋の前で幕営します。笑
ツェルトが冬通用するのか!?オトコの実験です。
待ちに待った夕飯はカレーです!見た目より量!!!
お腹いっぱいでシュラフに潜り込みますが、
風強過ぎでバタバタたなびくツェルトの音が耳障りで寝付けません!!!
ただ曇天のおかげで放射冷却が起きず、明朝も2、3°はあったと思います。
3シーズン用シュラフに上下ダウン着込んだら寒さは感じませんでした。
せっかく持ってきたホッカイロ10枚は無駄でした。。。
翌朝は晴れ間ものぞきました。朝7時に出発です。寝坊です。
目指す空木岳(2864m)です
振り返れば御岳山が!独峰の存在感の大きさに胸うたれます。
アップダウンが激しいルートを超えて、、、12時半!
どーん!
あ、間違えた、
どどーん!!!(世界平和)
歩いてきた長い道のり
とうとう下山です。
尾根を下って行きます。
中央アルプス様、本当にありがとうございました。
(今回は二座の百名山ハントでした♬)
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